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第5回 『1億の力』



平成22年3月12日 掲載

 今後の我々の大きな流れというのは、トラベル、メディアへの試みということをもう一つの大きな柱に置いています。乗換案内の地図とか、タウンガイド的なところでもう少し負けないものにしていくことはもちろんですが。そのような流れの中で、いま我々の乗換案内の携帯の検索数は月間1億を超えている。これはやはり立派なメディアであるという認識を持っています。
 これはジョルダンが何を考えてビジネスをやっているかということの一番根っこにかかわるところですが、私は新しいライフスタイルをつくっていきたい。たまたま乗換案内がぴったりのものになりましたが、あれで酒を飲んでいるときに、終電を気にすることなく飲めるようになったわけです。さて、今から行けばどうなるかという話をその場で調べられますから。
 そこでメディアというのは何かというと、我々が提供したいのは、あっと驚くものというか、みんなの頭がガツンとくるものをとにかくぶつけていきたいというのが本音です。ですから、小説をやるにしても、例えば私は最近の作家で一番好きな人は村上春樹です。彼の小説は、読むとものすごく感動する。やはりそういうものを提供していきたい。そういう流れの中で、みんなが自分の価値観を持つべきだという気持ちがすごくあります。
 多分皆さんは、これから就職のことを考えながら、自分はどうやっていこうということを考えていると思います。そのときに、やはり親の価値観や何かとぶつかるときがあると思います。でもよく考えてほしいのは、だって自分の一生じゃないかと。確かに親は、こんなのがいいとかあんなのがいいということを言うかもしれないけれども、でも生きるのは自分です。そうすると、自分がこうしたいということをやるべきだと。IT業界の最近の就職のいろいろな動向を見ると、ライブドア事件を契機に人気が下がっています。ただ、どうあれコンピュータというのはさわってやっているとおもしろい。おもしろいのだったら、やはりそれをとことんやっていけばいいのではないか。

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